みぃちゃんの手のひらの上

峯岸みなみさんを追っかけながら、いろいろしていく話。

私のプラチナチケット ー【4595】ミズホメディ

ミズホメディのロゴ
私が投資している企業のひとつ。株式投資を始めて、最初に購入した思い入れの深い銘柄でもある。ただ、当時は分析という分析もせず、雰囲気で買ってみたというところが大きい。今でも、それほど深い分析ができるようになっているわけではないけれど、アウトプットしていくことで少しずつ磨かれていくはず、と信じて、企業分析チックなことを記事にしてみたいと思う。

 

企業の概要

2019年1月11日現在(Yahoo!ファイナンスより)の各指標は以下の通り、

  • 時価総額:181億
  • 売上高:56億(FY2017), 65億(FY2018予)
  • PER(会社予想):21.3倍
  • PBR(実績):6.6倍

上場時の社長インタビューで

  • 売上高100億
  • 東証一部上場

を目標に掲げていた。
誠実そうな社長の人柄とビジネスにモートがありそうに思え、期待できそうに感じたので、購入に至る。

財務状況

キャッシュフローは、以下の通り、

営業CFが黒字、投資CFが赤字、財務CFが赤字で現預金は積みあがっていっているという優良企業そのものである。また、配当政策についても配当性向30%を掲げており、EPSの成長とともに増配されている。今後も安定したEPS成長を期待したい。

 

 PLは売上高(赤)と営業利益(青)を示している。ROAはざっくり15%程度である。

事業内容

当社は、1977年11月に臨床試薬の販売会社として設立され、「もっと人のために」を理念に掲げ、体外診断用医薬品分野で理念の実現に向けて取り組んでまいりました。

 

事業内容としては、大きく以下の2つ。

  1. 病院・開業医向け(売上の90%)
  2. OTC・その他分野 (売上の10%)

インフルエンザの検査薬が主力製品であり、売上の50%を占めている。

その他には、ノロウイルスロタウイルスなどの感染症診断キットを販売している。

また、今年、遺伝子解析システム(マイコプラズマ)の販売を開始した。もともと基幹病院(大きな病院)でしか同定できなかったものが、クリニックなどの開業医でも利用できるようになったようだ。どの程度売り上げに寄与するものなのかは、次の決算で分かるはずである。

 

ミズホメディの強み

POCT分野(迅速な検査)における開発力が強みといえる。

インフルエンザ検査キット(クイックチェイサー)

主力のインフルエンザ検査キットについては、他社製品より感度に優位性があるようである。他社製品は、感染の検知に感染後12時間を必要とするが、ミズホメディ製のインフルエンザ検査キットでは、その半分の6時間で検知できることに強みがある。

インフルエンザの検査キットのシェアについては、

なお、インフルエンザ検査キットの市場規模は160億~180億と推定されている。

遺伝子解析検査

遺伝子解析装置では、まずはマイコプラズマ肺炎の検査を製品化した。同種の製品の競合としては、ロシェ、セフィエドなどがいるが、性能面で優位とのこと。市場規模では、推定15億程度とインフルエンザ検査キットに比較すると小さいが、季節性がない点で戦略的に選択したようだ。

また、今後もその他の検査項目(年間数件程度を目標)も増やしていき、将来的にはFDAの認可も取得し海外展開も目指している意欲はあるようである。執行役員の役職をみると、海外事業部もあるので、是非とも海外進出を目指していって欲しい。

最近、公式HPに英語版ができたのも、その布石なのかもしれない。

この遺伝子検査に関する特許は、恐らく下記のものである。日本だけでなく、世界各国で出願している。

WO2016035812A1 - 前処理方法及びそれに用いられる核酸抽出キット - Google Patents

その他の検査項目としては、下記のようなものを考えているようだ。

研究開発体制

・有報を読みながら追記していきたい

課題・リスク

・有報を読みながら追記していきたい 

 

参考

決算説明会(@gantky1)/2017年03月06日 - Twilog

決算説明会(@gantky1)/2018年03月04日 - Twilog